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トップページ >> 電子工作の参考ページ >> 1石トランジスタラジオの製作 |
小型ループアンテナを使用した 1石トランジスタラジオ | ||
一辺が14cmの小型ループアンテナを使用した 1石トランジスタラジオを製作しました。 製作した正方形の巻枠の対角線の長さが20cm なのでポリウレタン銅線を15m巻きました。 (インダクタンスを測定すると316μHでした) 小型で(かわいい?)ループアンテナですが、 1石トランジスタラジオキットと組み合わせると 十分実用になる感度が得られました。 消費電流は約0.03mA(1.5V)でとても経済的です。 |
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1石トランジスタラジオキットの説明書.pdf | ||
【1石トランジスタラジオの動作(原理)についてはトランジスタ検波(二乗検波)を参考にしてください】 | ||
巻枠の製作 | ||
巻枠の中心と台座には、100円の木製コースターを使用しました。 コースターはニスで仕上げてあるので、木工ボンドが良く接着するようにサンドペーパーで ニスをきれいに剥がしてから使用します。 巻枠の腕はコースターの裏側で木工ボンドと木ねじで固定します。 |
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巻線を掛ける軸 | ||
巻線を引っ掛ける軸は、竹製の割り箸を2.5cmに切って、巻枠にドリルで開けた穴に カナヅチで打ち込みます。 竹製の割り箸をノコギリで切ってから気付いたのですが、ナント!!切り口が楕円です。 銅線を巻くときにガタつく恐れがあるので事前に木工ボンドを塗ってから、カナヅチで打ち 込みました。 |
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アンテナターミナル付きのケースに組込む 1石トランジスタラジオ | ||
透明のプラスチックケースに1石トランジスタラジオを組込みました。 トランジスタとコンデンサはケースに収まるように、寝かせて取り付けます。 アンテナコイルは、陸式ターミナルを利用して外部接続できるようにしました。写真は、アンテナコイルとして330μHのリードインダクタを接続しています。 単4電池ケースは両面テープで取り付けます。 |
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組込ケースの加工 | ||
ケースに、ポリバリコン・ラグ版・陸式ターミナルの取付け用と、イヤホンコードを通す穴を あけます。 ポリバリコンと陸式ターミナルの取付け穴は8mmです。 プラスチックに直接8mmの穴をドリルであけると、きれいにならないことがあるので、小さめの穴をあけてから、ヤスリで大きくします。 |
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1石トランジスタラジオキットの配線 | ||
ケースに取付ける前に、配線を全て済ませておきます。 (キットに入っているリードインダクタは取付けません) ケースに取付けてからの半田付け作業は、誤って半田ごてがケースに触れることがありますので、注意が必要です。 イヤホンは半田付け部分に負荷がかからないように、ケースの内側で一度結んでから、 ラグ版に半田付けします。 |
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スパイダーアンテナコイルを接続 | ||
写真は直径12cmのスパイダー型のアンテナコイルを陸式ターミナルに取付けたところ です。 電波状況の悪いところでは、大きなアンテナコイルにすると感度が上がります。 キットに入っている330μHのリードインダクタをアンテナコイルとして、陸式ターミナルに接続して、赤色ターミナル(アンテナ端子)からビニール線で外部アンテナ(アルミサッシ等)に接続して受信することもできます。 |
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小型スパイダー型ループアンテナを使用した 1石トランジスタラジオ | ||
直径12cmのスパイダー型ループアンテナを、アンテナコイルに使用した1石トランジスタラジオを製作しました。 アンテナの巻線は0.3mmのポリウレタン銅線を13m使用しました。 ポリバリコンと電池ケースは両面テープで板に固定します。 電波の状況によりますが、感度不足の時はループアンテナの直径を大きくします。 スパイダー型ループアンテナの製作はラジオ・ループアンテナの製作例を参考にして下さい。 |
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アンテナターミナルの製作 | ||
アンテナコイルを簡単に取り替えられるように、アンテナターミナルを取付けました。 アンテナターミナルは、『つめ付きナット』 と 『ユリヤねじ』で製作します。 M4(4mm)の『つめ付きナット』の場合、台座に6mmの穴を開けてカナヅチで打ち込みます。 材料はホームセンターで手に入ります。 |
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CDケースに組み込む 1石トランジスタラジオ | ||
CD−Rの空きケースにアンテナコイルを巻いて 1石トランジスタラジオキットを組み込みました。 トランジスタ1個で、検波と増幅を行う簡単なストレートラジオですが、ゲルマニウムラジオと比べると、感度は断然良くなります。 トランジスタの増幅作用はさすがです。 |
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コイルの製作準備 | ||
CD−Rの空きケースにコイルを巻きます。 ケースの外周が斜めになっているので巻線がズレないように、滑り止めにビスを4ヶ所 取り付けました。 ビスの取り付け穴は、最初にピンバイスで小さな穴を開けて木ネジを取り付けます。 (木ネジのままでも良いのですが先が尖って危ないのでビスに取替えます) |
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巻線の位置 | ||
コイルの芯となるCD−Rのケースは直径13cmなので、ポリウレタン銅線を14m巻きま した。 (インダクタンスは318μHでした) 使用したCD−Rケースは10枚入りのため厚みが少ないので、ケースのフタを底に固定 する突起にコイルの巻線が引っかからないように、巻き始めは出来るだけ外側にします。 |
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コイルを巻く | ||
巻線は滑り止めのビスに沿うように外側から巻いてゆきます。 巻き始めと巻き終わりはケースに開けた穴を通して内側でテープで仮留めします。 (リード線は10cm程出しておく) |
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コイルの試験 | ||
1石トランジスタラジオを配線したラグ板に、リードインダクタの代わりにコイルを仮止めして放送を受信してみます。 ポリウレタン銅線を14m巻いたコイルのインダクタンスは318μHでしたが、実際に放送を受信してみるとコイルの巻線間の分布容量の影響で高い周波数が受信できないので巻数を一回減らしました。 完成したコイルは外側からテープで固定します。 |
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完 成 | ||
事前に開けておいた穴にラグ板・ポリバリコンをネジ止めし、電池BOXはCD−Rケースの底に両面テープで貼り付けます。 コイルは仮止めのテープを取ってラグ板に配線します。 最後にCD−Rケースの底を木ねじで板切れに取り付けて完成です。 |
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K-003 1石トランジスタラジオキット | ||
K-003 1石トランジスタラジオキット [消費電流 約0.05mA/1.5V] ※単3電池は付属していません。 |
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K-009 1石トランジスタラジオキット(ケース付) | ||
「1石トランジスタラジオキット」 と 「穴あけ加工済ケース」 のセット。 アンテナ端子(赤)とアース端子(黒)間にいろいろなアンテナコイルを接続して 実験ができます。 (単4電池は付属していません) |
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